最初のSEAL製品
こんにちは。
SEAL運営スタッフです。
4月に入り、ますます暖かい日も増えてきましたね。
外で桜の花を見つけると、春の訪れを感じてしまいます。
もうお花見はされましたでしょうか。
僕は先日、家の近くで桜を見たり、つくしを見つけたりと春を楽しむ散歩に出かけました。
今日、4月3日はSEAL製品が初めて販売された日になります。
なので今回は初めてSEALで販売した製品とそれにまつわる話を少しご紹介したいなと思います。
SEAL初の製品は何だと思いますか。
実はバッグではなくパソコンケースでした。
タイヤの素材を生かした製品としてセレクトショップで取り扱ってもらえるよう売り込みを行い、
売り込み先で色々なアドバイスもいただいた事を覚えています。
このパソコンケースを最初に販売したのは吉祥寺のセレクトショップでした。
2番目に販売したのがチョークバッグで、こちらも人気の製品でした。
そして、販売開始からロングラン製品となったカードケースです。
実はSEALの3番目に発売された製品です。
他には無いタイヤチューブと心材の組み合わせに人気をいただいておりました。
現在は国内の職人の方が製品を作っていますが、ブランドが出来た当時は運営スタッフの手作業で、
製品のタイヤチューブの裁断から縫製までを行っていたんです。
よくお客様から『なぜ、タイヤチューブを使った製品をつくろうと思ったのですか』
と質問をいただく事があるのですが、タイヤチューブで製品を作る前には
他の材料も検討していたんです。
最初は車のシート・トラックの幌・ウエットスーツやぬいぐるみを材料に考えていたのですが、
そのどれもが大量に破棄されていなかったり、製品にした際に素材の感じが活かせなかったりと、
製品としてイメージする材料をなかなか見つけることが出来ませんでした。
そんな中、たまたま通りかかった場所にたくさんのタイヤが破棄されているのを見かけ、
タイヤは材料としては扱いにくそうだけれど、タイヤの中のインナーチューブであれば、
製品の材料として使えるかもしれないと考えました。
そして、今まで考えていた素材としての条件をすべてクリアしたタイヤチューブを使って
製品を作ってみることにしました。
タイヤチューブには廃材だからこそ表面に現れる柄があり、その1つ1つに個性があります。
日本には昔から個人のアイデンティティーを表すツールとして、印鑑があります。
個々を表すツールという意味と日本製の印鑑を掛け合わせその英語読みでSEALというブランド名が生まれました。
SEALの製品はアップサイクルといって、使わなくなった物や廃材を再利用しデザインの力を借りることで
製品の価値を再利用前よりも付加価値を付けていこうとする考え方の元に生まれています。
でも、もっと簡単に言うと「この製品はかっこいいから使ってみたいな…」
使ってみたら少し地球に良いことをしてるかもしれない。
と思ってもらえるようなものを作ってみたかったんです。
11年前の販売当時は、取り扱いの製品は3製品ほどでしたが、
現在は120製品ほどに製品の種類も増え、
実店舗やオンラインショップでの販売を行っています。
多くのお客様に支えられて11年目の今日を迎えることができました。
これからも初心を忘れることなくお客様に「SEALって個性的でかっこいいな」
と思っていただける製品を作り続けていきたいと思っています。
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